冬休み

今回の冬休み中に1冊の本を読みました。本の名前は「蹴りたい背中」という本で、あの芥川賞を受賞した作品でもあります。受賞したのは2004年のことで、かなり昔のことですが…この本に出会ったのは、実家に行ったときに、たまたま見つけた本でした。

「蹴りたい背中」は、周りにうまくなじめていない高校一年生の女の子が主人公の作品でした。最初、読み進めるのに苦労しましたが、じょじょに引き込まれていきました。ただ、読み終えた後のスッキリとした爽快感はありませんでした。そのことを読書好きの友人に言うと、「君の感受性に問題があるのかもしれないけど…モヤモヤをした感じで終わることが純文学のよいところの1つだよ。」と言われました。

 「蹴りたい背中」の作者の綿矢りささんの他の作品を読みたいと思うようになり、今回の読書がなんらかの影響を私に与えたことは確かなことのようです。

 もう冬休みも終わり、しばらくたちますが、2025年はたくさんの本を読もうと決意しました。

進学塾オネスト 都築